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カメラを向けて世界を見つめると、大自然の輝きや生命の神秘、美しい光景が見えてくる☆彡


by 道の野の花
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映画『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』

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品川プリンスシネマで上映している『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』を観てきました!
渋谷のBunkamuraル・シネマでの上映にはタイミングが合わず、今日ようやく観にいくことができました。

セバスチャン・サルガドさんは、”神の眼を持つ人”と称される写真界の巨匠、世界中に大きな影響を与える報道写真家であり、環境保全活動家です。
この映画は、常に地球上を旅しながら撮影を続けているという、セバスチャン・サルガドという一人の人間の真実に迫るドキュメンタリー作品です。
監督は、彼の作品に魅せられた一人でもあるヴィム・ヴェンダースさん(『ベルリン・天使の詩』すばらしい!)。監督を支えるのは、サルガド氏の長男であり映画作家のジュリアーノさんです。

今日は、数々の荘厳で奇蹟的な写真を目にして胸がいっぱいになり、どのように感想を書いたら良いのか言葉になりません。
ただただ、彼が撮影している姿を見て「有無を言わさない”活きた写真”とはこういうことなのだな」と納得させられました。

最も印象に残ったのは、サルガドさんが「報道写真家として戦争や難民など救いようのない社会の深い闇や、人々の悲しみと絶望を撮り続けてきて、ある時自分の魂が病んでしまったと感じた」と、映画の中で語っていた頃の話です。
そして、そのことが、彼の写真家としての人生の大きな転機になりました。

というのも、その時期に彼は、子供時代を過ごした故郷ブラジルの農園と山々の雄大な景色が、干ばつにより木々が枯れて禿山のように変わり果てた現実を知ります。
家族みんなが途方に暮れていたところを、サルガドさんは、奥さんの助言もあって、愛する故郷の美しい自然を再生させるために山々に植樹を始めたのでした。
痩せて禿山のようになった土地には、繰り返し植樹を行ったお陰で少しずつ緑が根を張り蘇り始め、そのことでサルガドさん自身も再び元気を取り戻したといいます。
私はこの映画を観て、そこにとても感動を覚えました。

サルガドさんは、これまでは報道写真家としてポートレートを撮影してきましたが、新たに『GENESIS(起源)』(写真集にもなっている)というプロジェクトを立ち上げ、手つかずの地球の自然や野性の動物の姿などを写真に収めるようになりました。

彼の撮影する写真を観ていると、それがポートレートであれ地球の自然や野性の動物を写した作品であれ、本当に、畏敬の念のようなものを抱かずにはいられません。
”神の眼”と称される通り、彼の写真は観る者を謙虚にさせてしまう、厳しさと力のある写真だと思います。
それは、撮影者であるサルガドさん自身が、写真を撮るということに最も謙虚だからかもしれません。
謙虚さが、彼に真実を写し撮る”神の眼”を与えているのではないでしょうか。
映画の中でも、彼は「ポートレートは相手からもらうもの」だと語っており、それがとても印象的でした。

『地球へのラブレター』というタイトルの通り、「愛に溢れている写真とは、正にこういうことをいうのではないだろうか」と、サルガドさんの写真からは確かに感じられます!(^ー^)

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by earth39 | 2015-10-14 23:50 | 自由帳